
今日は、働いていた時代、保護者がよくやってしまっていた失敗について、エピソードを踏まえて話していきたいと思います
私が最後に担任をしていた2歳児のお子さんとその母親の話です!
優しい母親って? 優しい母親=いい母親ではありません!
その保護者は双子の母親です。いつも子どもに振り回されているけど、特に振り回されているとは、あまり感じていないように思います。
双子は、男の子と女の子です。
母はとても優しくて、子どもが悪いことをしても、ささやくように「だめだよ〜」というだけで、全く子どもの耳には、母親の「だめだよ〜」なんか聞いちゃいません笑
これは優しいのではなく舐められているのです!!!
よく皆さん子どもが可愛くてなかなか叱れずにいる優しいママ?がいますが、
それは、優しさでは全くありません。
子どもを甘やかしているだけです。
子どもはかしこい!!
2歳児にもなると、知恵が出てきます。
どうしたら母はおもちゃを買ってくれるか。
どうしたら、喜んでくれるか。
など日々の生活の中で、勝手に習得しているのです!
【エピソード】マクドナルドのバーベキューソースをなめたがる!母は「一回だけよ」と許してしまう!
マクドナルドに行った時、ナゲットやポテトにバーベキューソースをつけて食べていた子どもたち。ナゲットもポテトも全部食べてしまってつけるものがなくなってしまったけど、ソースが美味しいので、子どもはそれを口でぺろぺろ舐めようとしていました。それをみた母親は、「お行儀が悪いのでだめよ!」と子どもに注意をしたようです。
ここまでは、ちゃんと子どものために言えて偉いと感じましたが、
その後、子どもは、「いやだ!舐めたい!」
と言って、母親の注意を聞こうとしません!
母は、何度言っても聞かない子どもに、諦めて
「じゃ〜一回だけだよ!わかった?」
と言って一度だけ舐めさすことを許しました!
母は、「一度だけね」という約束を守ってくれた子どもに対して
「私のいうことを聴いてくれた」と満足しているようで、
私に、嬉しそうに話してきました。
私は、その話を聞いた時に、ゾッとしました!
なぜそう思う?と思ってしまいました!
バーベキューソースを口で舐めてはいけない理由として、
母親は確か、お行儀が悪いからやってはいけないと自分で言っていたではないか!!
一回ならいいのか?
わたしには、その理由が全くわかりませんでした。
一回でも許すと、子どもは一回なら許してもらえると思う!
子どもは、やりたいことは、何度でも繰り返そうとします。
絵本を読んでもらって面白かったら「もう一回読んで〜」と何度もお願いすることってありますよね?これは、別に良いことですが、
わがままを繰り返すことは、よくありません!!!!!
一回でも許してしまうと、
「何度も言ったら聞いてくれる!」と学習するからです。
悪いことは、悪いと伝える!絶対に折れない気持ちが大切
例えば、おもちゃの出しっ放しで、出かけたいのに何度言っても片付けをしない時、ついつい親が片付けてしまうっていう場面ありませんか?
時間に追われているからといって、子どもに言っても時間がかかるしと、親が片付けてしまうと、もう終わりです。
子どもは、どうせ後で片付けてくれるし、そのまま遊んでおこうっと!と2歳児でも思います。
これでは、その時は早く出かけることができても、
長い育児の中で、毎回いうことを聞かなくてトータル的に時間がかかってしまいます。
いけないことはいけないとしっかり伝えられるようになることが大事だと私は思います。
そして、ちゃんと我慢できたことを褒めてあげてください!
叱るだけ叱って、できたことを褒めないということはいけません。
大切なことは、叱るだけではなく褒めること!
叱ってばかりだと子どもは、

という気持ちだけが子どもの心に残ってしまいます。
「どんな姿も、ママはみてるよ!」
ということを子どもに知らせてあげてください。そうすることで、子どもにも伝わると思います。