こんにちは元保育士のみんちです。
私は2歳児の担任を何度か経験し2歳児は大変ですが、
こんな貴重な年齢を任されることをとても嬉しく思っていました。
どの年齢も成長が見られますが、特に2歳児は、大きく成長する時期だと私は思います。
話もわかってきて自分なりに相手に伝えたいという気持ちも芽生えてくるので、
成長が大きくわかる時期であります。
しかし、逆のことを言うと、やりにくい時期です。
0、1歳児はまだ、わかっていないところがあるので、
大人の都合で、急いでる時など、ヒョイっと持ち上げれば連れて行くことだってできますが、
2歳児はそんなわけにはいきません。
スーパーでおやつを買ってほしいと思えば、全力で泣きます。その場から動きません。
抱っこしても暴れまくって離れません。なんせ、全力人間なんですから!
少し大きくなってくると、言葉のやりとりで納得するようになりますが、
2歳児にそんなこと通用するはずはなく、呆れ変えってしまったり、ついつい感情的になる親もいるでしょう。
では、どうしたらいいのでしょうか。
保育士だからと言って、誰にでも効く解決方法を知っているわけではありません。
だって2歳児といってもみんな性格はバラバラですからね。月齢によって変わって来ますし。
Aちゃんは、このやり方で納得できても、Bちゃんには通用しなかった。なんて毎日でした。
2歳児と大きくひとまとめにしても、2歳児になったばかりと、もうすぐ3歳児になる2歳児では全く成長が違ったり、男女でも変わってきます。
2歳児の月齢が大きい方が楽と思う方もいれば、やりづらいという方もいるでしょう。
みんなそれぞれ違うからこそ、悩みが絶えないのだと思います。同じ方法が通用しないのですから。
イヤイヤ期は成長の第一歩!
「今までこんなにやりやすかったのに、どうして言うこと聞いてくれないの、、。」と悩むママはたくさんいます。しかし、覚えといてほしいのが、思い通りに行く子どもがいい子なのではないと言うことです。
イヤイヤ期があるからこそ成長するのです。
みんなこの時期を乗り越えて大人になって行くのです。
一度自分の母親に自分はどうだったか聞いてみるのも良いかと思います。
大体の親はこう言うでしょう。「大変だった。」と!
でもこの時期があるからあなたは、今の幸せが味わえているのですから。
いつまでも親の言う通りになる子どもがいい子ではありません。
それは、大人からしてやりやすいだけで、今は楽でも、
どこかで大きくなった時にやりづらさを感じるかもしれません。
この成長は嬉しくもあり、どう付き合って行くか皆さん悩みますが、
必ず、成長とともに落ち着いてきますので、頑張りましょう。
イヤイヤ期の対処法をいくつか紹介!
対処法というより、アイデアですね。アイデアの引き出しをたくさん持っておくことで、
うまくいかなかった時に違うパターンを持っているとすんなり聞いてくれる時もあります。
トイレに誘ってもトイレに行かない場合
いつもトイレに誘っても、遊びに夢中で必ず「イヤ」という子がいます。
①トイレに急に誘うのではなく、少し先に声をかけておく。
まだ、トイレに興味がない子どもにトイレに誘っても行きたくない物です。しかも、遊んでいるのに、その遊びを中断してまで行くなんてと子どもにしたらとんでもないことです。



②魔法の手だと言って反対の手を差し出す。
行くよ!と手を差し伸べてもイヤと言ってその場から動かない場合。
【右手がダメなら左手を出す!】
これは、実際に行けることダメな子がいましたが使えました。



と言って、左手をオーバーに差し出す。笑

となりました笑
しかし、月齢が高い2歳児は、これは通用しませんでした笑
とにかく、子どもが行きたくなるように面白、おかしく演技します。
③違う先生(人)にお願いする。
子どももイヤと言ったものの、どのタイミングで切り替えたらいいのか分からずに、頑固に嫌と言い続けてしまうことがあるので、そんな時は、周りにいる人にお願いしてみましょう。案外すんなり行きますよ!(複数いる場合のみ)
「私じゃ言うこと聞かないのに!」と落ち込まなくても大丈夫です。
そう言うわけではなくて、切り替えが下手くそな子どもだからこそ、違う言葉で切り替えてあげるのです。
同じ人とやりとりばかりしていると、どのタイミングで行けばいいのか子どもも意地になってしまいますので。
④遊びの中でトイレの絵本を読んでおく。
トイレに興味が持てるように、絵本を読んでおくと、すんなり行くこともあります。
⑤ママとパパの2人でトイレの会話を楽しむ


と言いながら慌てて旦那にトイレに行ってもらう。

これは、中途半端な演技ではダメです。
役者になったつもりで、オーバーリアクションで行いましょう。
感情的に怒っても無駄です。
2歳児とやりとりする中で、だれしも最初は穏やかに声をかけるでしょう。
しかし、毎日イヤイヤ言われると、感情的になることだってあるでしょう。
「もう知らん!」と怒ってしまうと、余計に泣いてしまうだけです。
でも時には、それでもいいのです。親はイライラ、子どもはイヤイヤ。するものです。
でもこれだけは、やめましょう!
強く引っ張る!
強く押す!
これは、どんだけムカついても感情のままに子どもに当たっているだけです。
急いでる時に言うこと聞かないとどうしても無理に連れて行きたくなりますよね。
でも、子どもにも、嫌と思う理由があるのです。その気持ちを少し理解してあげることで、納得することもあります。
もし、急ぐ用事があるのなら、イヤイヤ言われることも考慮して、早めに用意して、納得行けるような時間を与えてあげましょう。
そして、納得できた時に、十分に褒めてあげるようにしましょう。
イヤイヤ言うことは成長の証
ついついイライラしがちですが、生まれたてはオギャーとしか言えなかったのです。
それが、自分でしたい!あとで!いや!など生意気なことが言えるようになったのですよ!すごくないですか?
ちょっと一呼吸して、その頑固に抵抗する子どもを見てあげましょう!
そして、行くよ!ダメ!だけの言葉ではなくて、いろいろ子どもとやりとりをする中で、どうやったらすんなりきてくれるかを試すのです。
感情で怒っても、子どもは納得しません。
大変とは思いますが、ずっと続くものではないので、小さいあまのじゃくとうまく付き合いましょう!
私はなんでも言うことをきく子どもの方が、大人の顔を見て動いているような気がして心配です。
私も仕事として付き合っていただけなので、我が子ができた時に、きっとつまずくでしょうが、イヤイヤ期をしっかり受け止めて行きたいと思います。